辞退を防ぐ!心をつかむオンライン内定者フォロー
説明会、書類選考、面接…と長かった選考が終わり、内定者が決まってホッと一息。しかし、安心しきるのはまだ早いかもしれません。なぜなら内定者が辞退してしまう可能性があるからです。
説明会や膨大な数の書類選考、複数回の面接と、時間とコストをかけて内定を出した学生から辞退されるのは、企業にとって大きなコストですよね。
そうならないためにも大事なのが「内定者フォロー」です。
このフォローの仕方によって、内定者の企業に対する印象は良くなり、内定辞退を防ぐことができますし、さらには入社後のモチベーションにも影響します。
今回は、新型コロナウイルスの影響で軒並みWEB選考などが導入されていることを受けて、効果的なオンライン内定者フォロー案をいくつかご紹介させていただきます。
【社内見学会】
会社の外観~エントランス~社内風景などをリアルタイムで配信、または事前撮影した動画を流します。
社内の様子や社員の雰囲気などが見られることは、学生によって安心材料の一つです。
【質問会】
あらかじめ学生から質問を募り、回答を準備しておくことで、スムーズ且つより多くの質問に答えることができます。
【ゲームワーク】
例①:SNSでも話題沸騰中!バズリまくりの招待隠匿ゲーム(ワードウルフ)
例②:ソーシャルディスタンス絵しりとりリレーなど
ゲーム形式にすることで、より楽しんで同期同士のコミュニケーションを図れたり、交流を深めたり、連帯感を高め入社への参加意欲向上にもつながります。
【個別面談の実施】
希望者向けにオンライン上で個別面談を実施することで、懸念点を払拭し辞退防止へ繋げることができます。
【課題やeラーニング】
内定者に一括して課題を出すことで、内定者の会社や事業への理解が進むでしょう。またSNSなどのコミュニケーションも活用することで、内定者同士の横のつながりも強まります。
※課題提出、eラーニングなどは、学業を阻害しないような配慮が大切です。
新型コロナウイルスによってこれまでのような対応が難しくなりましたが、この変化を受け、早期にオンライン研修やオンラインによるフォローアップに移行した企業も多くあります。
こういった対応によって、危機管理や内定者を大切にしている企業として、志望度が上がったという声もあります。
また社内の様子や先輩社員の声を動画でアップしたり、社内報をPDFで送付したり、Zoomなどを使った懇親会を開催したり、工夫次第で従来と変わらない内定者フォローを実施することができているようです。
さらに、内定者フォローからオンラインを使用しておくことで、新入社員研修でもオンラインが利用しやすくなるメリットもあります。
コロナ禍だから内定者フォローができない…と諦めるのではなく、何か良い方法はないか?とチャレンジすることが大事です。