HRテック市場は1000億円を超える。
2020年現在、HRテックは350億円市場を超えましたが3年後には1000億円を超えるだろうと言われています。
急速にマーケットを肥大化させた背景には、もちろん労働者不足が挙げられますが、クラウド型サービス(以下SaaS)の影響も大きいようです。
従来のオンプレミス型のサービスでは、自社サーバーにシステムを組み込み、サービスを利用しますが、バージョンアップの度に更新費がかかっていました。
一方、SaaSであれば常に最新のバージョンのサービスを利用できる事になります。
今後も益々「求人」「応募者の面接管理」「人材・組織開発」「離職対策」「社員の健康管理」など多岐に渡るHRの分野で利用が見込まれておりますが、
わたしなりに現在のHRテックの特徴をまとめてみました。参考になれば幸いです!凄く長いのでお暇な時にでもご一読くださいませ。
【HRテックの領域】
「採用管理」
AP領域から新卒、中途の社員領域まで幅広く採用支援が可能。応募者対応、応募者管理など属人的であるが故に連絡が漏れてしまったり、人手が足らず対応しきれないなどの問題を解決。
「タレントマネジメント」
データに基づく人事評価によりイメージなどに左右されないフラットな評価が可能となった。また社内の人的リソースをデータベース化する事で向き不向きを可視化し適材適所の配置ができる。中にはエンゲージメントをスコア化するサービスもあり、モチベーション管理による離職回避も実現できる。
「マイナンバー管理」
システムを導入することで、収集・管理・削除までの全行程を簡単におこなうことができ、マイナンバーに割いてる工数が大幅に削減できる。
「労務管理」
労務管理は経営資源である「ヒト」に関する管理業務を指す。労働条件を管理することで、従業員のモチベーションを高めたり、勤怠を正確に把握することで、従業員の負担を軽減させる事にもつながる。従業員の状態を把握することで、従業員に関わる問題に対して施策を打つことも出来る。
「勤怠管理」
従来のオンプレミス型とは異なるので自社のサーバーに置く必要がなくコストをかけずにスタートができる。テレワークなどダイバーシティな働き方に合わせた多様な打刻方法が準備されていたり、遅刻者や欠勤者が出た際のアラート機能であったり、顔認証で勤怠管理がおこなえる機能もある。
「経費管理」
紙と違い、申請のフローがシステムに組み込まれているため誰に申請をあげるのか分からないといった無駄な時間をかけない。クラウドやアプリから対応可能な為、上司が外出中に対応するなど承認までのスピードが速い。
「給与管理」
職種ごとに残業代が異なる場合、計算が複雑となるが、勤怠管理システムと連携し、従業員が打刻をするだけで、月末に給与計算を自動化する。