2020年卒入社半年後の新入社員
採用活動は企業と学生の出逢いの場であります。
よく就活を恋愛に例えられることが多いですが
お互いの事を理解をした上でマッチングをし晴れて内定となり就職し
新入社員として10年後、20年後会社の未来を担う人材へと成長をして欲しい企業と社会人として活躍していきたい学生が出逢う場です。
どうしてもミスマッチは起きてしまいます。
大卒者の就職後3年以内の離職率は32.8%となっています。
(厚生労働省は2020年10月30日、新規学卒就職者の離職状況(2017年3月卒業者の状況)を公表)
10名入社をしたら3名は3年以内に離職をする傾向となっています。
新卒3年目となると仕事をある程度覚え、さあこれから1人前で活躍できるというステージ。採用費をかけて研修費をかけて育成した人材が流出するのは企業にとって大打撃です。学生も3年以内に離職をして転職をするのも経歴上あまり望ましい事ではないです。
マイナビ社が2020年卒に対して入社後半年の会社への満足度を調査したデータによると就活時の入社予定先が決まった段階で、その入社予定先企業の総
合的な満足度を聞くと、5 段階で最も高い「満足度5」を選ぶ学生が
全体で 53.7 %となっています。
実際に入社半年後の段階で、現在の勤務先の総合的な満足度を聞くと、
「満足度5」を選んだのは 26.6 %と約半分に減っており明らかに満足度が下がっているケースが多いことが分かりました。
この原因は労働条件の原因ではなくか「能力を活かせるか」(大学、大学院で学んだこと、資格など、能力を活かせそうか)や「将来のキャリア展望」(理想とする将来のキャリアプランを実現できそうか)な点が下がっていました。
(参照:マイナビ社2020 年卒 入社半年後調査より)
入社して半年では自分の能力が活かせるかどうかまだ未知の段階で
直ぐには活かせることは仕事において早々にないと思っています。
理想と現実のギャップに悩まされている事が原因だと思います。
入社する前もしくは入社後にきちんとしたキャリアプランの設計が必要ではないかと思います。
数万社もある企業の中で巡り会えた出逢いなので企業も学生もお互いがハッピーとなる将来であって欲しいと願うので福利厚生等の労働条件ばかりを気にするのではなく仕事の内容、キャリアプランについてもお互い理解出来る場である就職・採用活動であって欲しいと思います。