秋冬採用企業の探し方
コロナの影響もあり、2021年卒の皆さんの就活は、かなり厳しい状況となっている方もいらっしゃるかと思います。
株式会社ディスコのリサーチでは、7月時点での内定率は4年ぶりに8割を下回り、またこの時点で「未内定者」の多くはまだ内定の見通しが立っていないという結果が出ているそうです。
ただ、企業側としては、例年ですと秋・冬採用の目的は「欠員補充」が主でしたが、今年は緊急事態宣言などの影響もあり、思うように選考を進めることができなかったため「採用活動が後ろ倒しになっている」という声もよく聞きます。
このような状況から、今年は秋以降に「採用活動の第2ピーク」がくることが予想されるでしょう。
9月以降の就活で気を付けるポイントや採用中の企業の見つけ方、そして内定をもらうために今やっておいた方がよいことをご紹介させていただきます。
夏休み明けの秋以降も就活を継続し、納得して就活を終えるためにも、今からできることを1つ1つ確認しましょう!
採用の一般的な在り方とは?
春夏採用=就活解禁(3月)から夏休みまで
3年生の3月に就活が解禁してすぐの採用は春夏採用と呼ばれています。
最も採用数が多く、企業としても年間で最も採用活動に注力している時期で、新卒採用を行うほとんどの企業が募集活動をしており、内定数も多い傾向にあるのが特徴。
選択肢が多い時期なので、さまざまな業界の選考に挑戦しやすいですし、より自分に合った企業を見つけやすいと思います。
そのため、基本的には夏休みまでに内定先を決め、その後の期間は残りの学生生活や就職準備のために使うことが理想的と言われています。
秋冬採用=夏休み明けから卒業直前まで
夏までで採用予定人数が充足した企業から、徐々に4年生を対象とした募集活動を終了し、3年生のインターンシップ対応などに切り替わっていきます。
就職したい企業が決まっている場合は、秋・冬採用まで待たずに、春・夏採用でチャレンジすることをオススメします!
また採用予定人数も春・夏採用よりも少ない傾向にあるため、倍率も高いです。
そのため、春・夏以上にしっかりと準備をしてから臨まなければ内定を獲得することは難しいので、就活のやり方を見直して念入りに対策をしておく必要があります。
秋・冬採用でもチャンスは残っていますが、チャンスを掴むのが難しいため就職を決めるためにはかなりの努力が必要だと思います。
それでは、秋冬採用の探し方を見てきましょう。
可能性を広げるためにも、またここからはより効率的に行動するためにも、第三者視点も取り入れて「使えるものは何でも使う」ようにするとよいでしょう。
■新卒向け逆求人型サイトを利用する
企業から学生にアプローチをするスタイルを逆求人型といい、ナビサイトのような求人に対して学生が応募するスタイルとは異なります。
これまで見てこなかった企業からのオファーや、「いきなり役員面接」といった特別選考オファーなど、スカウト型のサービスを活用することは、特に秋・冬選考において内定への近道となるでしょう。
■新卒向けエージェントを利用する
キャリアアドバイザーが学生の希望条件を元に求人を探して紹介するサービスのことを言います。
直接面談やテレビ電話面談を元にして、キャリアアドバイザーが求人の紹介含め、面接日の設定や合否理由のフィードバックも無料で行ってくれます。
就活に精通したプロから面接力を高めるための適切なアドバイスが欲しいという方もぜひ活用してみると良いかもしれません。
■合同説明会などのイベントに積極的に参加する
積極的に説明会へ出向き、気に入った企業があればどんどんエントリーして選考を受けるのがコツ。
もう時期的に、エントリーを躊躇している暇はありません。
それほど志望度の高くない企業でも、受ければ面接練習になりますので、気になる企業があれば迷わずエントリーしてみましょう!
比較的受かりやすい業界や企業なら滑り止めになりますし、内定を獲得する感覚をつかんで、波に乗れると思います。
単独の説明会でも良いですが、合同説明会なら一度のたくさんの企業を比較検討できるので、就活の時間が短縮できます。
企業・業界研究にも役立つので、一石二鳥です!!
上記の内容を参考に、秋冬採用を頑張って内定を勝ち取っていきましょう!!