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氷河期再び?!22年卒の採用支援をどうすべきか 


コロナウイルスの拡大によって就活生から人気の高い企業が21年卒の採用活動を中止するなど、 2021年卒業予定者の就職活動に大きな影響が出ています。ようやくインターンが始まった22年卒は、就職氷河期の再来を心配する声が聞こえ始めています。新型コロナウイルスの影響が長引けば長引くほど、心配されるのがこれまでの就職氷河期を超える就職難がやって来ることです。就職氷河期は過去30年で3回ありました。1回目はバブル崩壊後で92年卒の88.1%から93年卒84.8%、94年卒79.2%と、2年で8.9ポイント落ちています。2回目が拓銀、山一などがつぶれた金融危機で98年卒の73.4%が99年卒67.8%、2000年卒63.3%へと、2年で10.1ポイント下落。そして、直近が08年のリーマン・ショック後で、09年卒の79.3%から10年卒の71.6%へと急降下しています。

それまでの氷河期は国内だけの事情でしたが、リーマン・ショックは世界全体に影響を及ぼしており、今回の新型コロナの影響に近いと言えます。22卒以降の就職環境を推測するために、当時の状況をもう少し詳しく見てみましょう。

リーマン・ショックが起きたのは08年9月のことです。アメリカの大手投資銀行「リーマン・ブラザーズ」が破綻し、世界的な金融・経済危機が起きました。08年の就職率は、金融危機からITバブル崩壊によって起きた就職率低迷期(63-64%)から回復し、04年から05年続けて上昇した結果、81.0%になっていました。09年卒の採用活動がはほぼ終了した時期にリーマン・ショックが起きたため、就職率は79.3%と前年比1.7ポイント減に留まっていました。影響が出たのが10年卒からで、先にも説明したように1年で7.7ポイントも悪化しました。それから11年卒、12年卒と71%台が続き、13年卒になってようやく77.3%に回復しました。企業業績に与える影響はリーマン・ショック並みかそれ以上と言われており、22年卒以降から2、3年は就職氷河期になる可能性があります。

 

就職氷河期に備えて、2022年卒以降の採用活動はどのようにしたらいいのでしょうか。

 

入社2、3年目の方に話を聞いてみると、就職はできたものの、業界研究や企業研究が不足していたことを反省する声が多く見られました。

おそらく、実際に働いてから学生の時には知らなかった優良企業の存在に気づき、もっと視野を広げて多くの企業を見ていれば条件の良い会社に就職できたという思いがあるのでしょう。

学生の目は採用を中止したBtoCの大手企業に人気が偏る傾向があります。例年であれば、インターンシップ参加希望者向けの合同企業説明会などに参加すれば、学生に知ってもらうことができました。特に、最近のイベントではスタンプラリーがあり(企業ブースを回ってスタンプを押してもらい、一定数以上に達すると金券等がもらえる)、「スタンプ目的で訪れた企業が意外に良い会社だった」などという声もよく聞かれました。

ところが、今年はコロナの影響でリアルイベントが開催されず、セレンディピティー(偶然の出合い)の機会がなくなってしまいました。オンライン合説では、学生は知っている企業のウェビナーを予約して視聴することになります。リアルと違って人数制限もなく、「予約できなかったから他の会社を見てみよう」という動きもありません。上記のように、就職氷河期は必ずしも企業にとって優位とはいかないようです。大手企業が採用中止(または採用枠減)の今、

『より優秀な就職生に、より効率的にアプローチし、確実に入社してもらうノウハウ』が必要な時代に入ると言えます。

 

 

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